平成28年7月29日30日とインバウンドに地域全体で取り組んで成功している、祖谷渓(徳島県)を視察してきました。

 

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同行者と待ち合わせたJR大歩危駅で2人のフランス人観光客に出会いました。駅の案内係が英語でフランス人と話をしていましたが、案内係はボランティアの60代後半の女性でした。

 

その英語の会話を聞いていましたが、解りやすい英会話でした。内容は昨日どこに行ったか、日本は何度目かなどの質問でした。

 

早速その女性に「英語うまいですね。」というと、まだまだですと謙遜していました。どこで英語を覚えたのですかと尋ねると、映画を観て覚えたと言っていました。

 

その方は海外旅行をしたことがないが、映画とTVを観て独学で英語を話せるようになったそうです。最初はうまくなかったが毎日外国人観光客と英語で会話をするので慣れてきたと言っていました。

 

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同行者が到着しましたので、車で視察先を巡りました。

ほとんど地元の人を見かけないけれど、観光客は沢山来ていました。観光客全体の内、外国人観光客が3割くらいは来ているようです。

 

これも地元の観光協会さん、行政、観光事業者さんが協力をして成し得た成果です。観光資源を磨き上げ、この場所を認知してもらい、全員で協力をして底上げを図っていく努力が実った結果だそうです。

 

リーダーはホテル経営者ですが、自社優先でなく地域全体に収益が上がることを基本に事業展開を図っているから成功しているようです。

 

祖谷地方は香港からの観光客が関空からレンタカーを利用してやってくることが多いようです。四国は全国で一番訪日外国人客が少ないエリアですが、地域で協力して集客に取り組むと十分に集客できることを証明しています。交通の便の悪い秘境と言われるところでもインバウンド客を集客できることは、人口減少地域の活性化対策の良い事例です。

 

外国人観光客が日本の風土、食などを求めて来ている地域は、外国人が来ることで日本人がやってくることに気づきました。観光資源だけでは集客できなくなっている地域でも、外国人観光客を集客することで日本人もその地域を訪れることが解りました。

 

観光の専門家は知っている当たり前のことなのかも知りませんが、筆者は今回と翌日に訪問した直島で実感しました。祖谷も直島も若者が沢山来ています。同時にどちらも外国人に人気のエリアです。

 

観光地の集客を上げようとするなら、外国人観光客の集客をすることで日本人がつられて押し寄せてきます。日本人から見ると当たり前のこと、不便なことが外国人には新鮮なことであり、興味のあることです。日本人から見ても新鮮な経験であり、体験です。

 

今回の祖谷地方視察では、アレックス・カーさんの宿泊施設 篪庵(チイオリ)の見学をしました。篪庵(チイオリ)は築三百年の茅葺屋根の古民家です。

 

祖谷には、山村地域 独特の生活様式と穏やかな風景が今も残っています。アレックス・カーさんが40年前の学生時代に日本全国を旅して祖谷地方が気に入り、この古民家を購入したようです。その後、コツコツと修繕をして今では予約の取れないほど有名な宿泊施設となっています。

 

一棟貸しのため、10名まで宿泊できます。当然その日は予約が埋まっており、アレックス・カーさんがプロデュースした別の桃源郷祖谷の山里の宿泊施設に宿泊しました。そこは、NPO法人篪庵(チイオリ)トラストが運営する、祖谷「落合集落」の茅葺き民家ステイです。ここはアレックス・カーさんのプロデュースを基に行政が建設をしたように聞いています。

 

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現在8棟の古民家がありますが、ここも外国人と都会の人に人気となっているようです。

 

茅葺屋根は3年に1回の改修が必要で、1回の改修費は約1000万円するそうです。昔は地域の人たちが協力をしていましたので費用は少なかったが、今では茅葺職人が少なく高額になっているようです。

 

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2016.08.09 インバウンドブログ

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